今年は、初期アメリカ史は奴隷制や奴隷制廃止の本が出版されていますが、なんと次のような本が出るそうです。
紀平先生どの辺りが学会動向のポイントかをわかっていらっしゃる感じ。しかしこのテーマは初期の研究者にやって欲しかった気もします。
ちなみに今年に日本で出た/出る本は私の知る限り次のようなものがあります。
スヴェン・ベッカート『綿の帝国――グローバル資本主義はいかに生まれたか (仮)』(紀伊國屋書店)
ケイトリン・ローゼンタール『奴隷会計 支配とマネジメント』(みすず書房)
アイラ・バーリン(落合明子/白川恵子訳)『アメリカの奴隷解放と黒人:百年越しの闘争史』(明石書店、2022年)
ベッカートは翻訳が研究者でないところが気になりますが、2017年ごろに、とある方面で翻訳を進めようとしたら、すでに版権が取られていたので、慎重に進めていたのだと思います(紀伊國屋はグローバルヒストリーものを連続して出しているので、その一環なのかも)。ちなみにA・G・ホプキンス『アメリカ帝国』も翻訳が出ますが、こちらは原著が膨大すぎていつになるかわからない見込みです。
(森)
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